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バランスの良いお洒落をしよう 2004年12月14日付

 

お洒落な服は、あなたを良く見せてくれます。しかしお洒落な服を着るのには、それ以外の部分での努力を怠ることはできません。
 一点豪華とばかりに、一箇所だけお金を掛けるのは避けましょう。同じお金なら、分散させた方が好印象を与える場合すらあります。シャツだけ、パンツだけ高いもの、あとの靴や鞄は安いものとすると、バランスの悪さがなんともいえない垢抜けなさを生んでしまいます。

とはいえ、身に付ける全ての服を、高価でアピール性のあるものにすれば済むというものではないのが難しいところです。
 アピール性があるということは、クセが強く扱いづらいということです。そうした服をよく考えもせず交ぜて着てしまうと、けばけばしくとても下品になってしまいます。
 ならば、高くても落ち着いたものだけを選べばいいかというと、そうでもありません。落ち着いたスタイルのはずが、ただの地味となるだけです。
 どちらにしても、それでは高いお金を払って服を着る意味がありません。それどころか、“ブランドもの”の服を着ているせいで、周囲のあなたへの評価が低くなってしまうかもしれません。“アンチブランド主義”というのは、そうした、わざわざ高いお金を出しながら着こなせない人を見て沸き起こるものです。

 

カッコいい服を最初から買いたくなる気持ちはわかります。しかし焦っても仕方ありません。まずは、アピール性は弱くても普通の服を集めて着こなし、バランス感覚を養いましょう。でなければ、わざわざ高いお金を出した服は全くの無駄になってしまうのです。