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メガネについて 2005年07月28日付

メガネは顔の印象を大きく変えるものです。これまでは、ファッション性を損なうものとして避けられがちでしたが、近年、色、形が多様なセルメガネの登場で、ファッションの一部として積極的に取り入れる傾向にあります。

とはいえ、メガネは顔の一部です。ファッション性を求めるあまり、眼に負担を掛けてしまうようなものを選んでしまわないようにしましょう。

メガネの特徴

長所
  • 細かいケアが不要
  • 費用が抑えられる
  • 印象を大きく変える
  • 男性の場合、顔を飾る唯一の手段
短所
  • 少なからず視野が制限される(眼筋が衰えてメガネを外したとき変に見える)
  • レンズが曇るなど、常にメガネを着けていることを意識させられる
  • 印象を大きく左右するにも関わらず、高価で、安易に付け替えることができない

購入するお店を選ぶ

メガネは一度買ったら終わり、というわけではありません。着用しているうちにフレームが歪んで、少なからず着用感が変化します。その場合、購入したお店に行ってメンテナンスをする必要がでてきます。購入するお店は、足を運びやすい場所にあり、気軽にメンテナンスを頼める雰囲気のあるところがいいでしょう。

似合うメガネを探すには試着100本!

お店に陳列されたメガネを眺めるだけではだめです。陳列された状態と、自分で掛けた状態とでは見え方がちがってくるので、「セオリーからずれてる」「似合いそうにない」なんて先入観を持たずに掛けて見比べてみましょう。

レンズについて

形状によって、まず二つのレンズが存在します。

非球面レンズ
球面レンズを加工して、球面をなくしたレンズ。視野周辺部の歪みが少なく、レンズの厚さを小さくできます。目が悪く、ある程度の度数が必要の場合、オプション代を払ってもこちらを選んだ方がいいでしょう。
球面レンズ
もっとも安価なレンズ。球から切り出してきたように弧を描いています。視野が狭く、あまりおすすめできません。料金にレンズ代が入っている場合、このレンズのことがあるので注意。

主流はプラスチックレンズで、安価で軽いのが特徴です。ガラスレンズに比べ傷が付きやすいのが特徴で、通常、傷防止のコーティング加工がされています。
 厚くなるほど視力矯正能が上がりますが、目に映るものが小さく見え、同時に、目が小さく見えてしまいます。厚みをなくせるレンズほど、値段が高くなります。レンズが薄いと視野が歪みにくく、また軽くなってメガネがずれ落ちることが少なくなる利点があります。
 その中でもオプションとして様々なコーティング加工をすることで価格が異なります。

フレームの素材について

メタル系
チタンを用いるのが主流。軽く、知的(悪く言えば地味)。 フレームが細い、もしくはフレームがないものもあるので、より裸眼に近い印象を与える。
プラスチック系

いわゆるセルメガネ。ファッション性が高く、カラフルで安価。レンズ代込みで5000円のものから色、形とも多数あります。レンズの厚さを隠せるのも利点。

難点は、個々人の顔の形に合わせた調整をしづらいところです。似合った形を探すのも大変で、何十本と試着して確かめる必要があります。また、鼻当てがないタイプのものが少なくなく、鼻が低いとまつげがレンズに当たる場合もあります。また、フレームが段々と緩んでくるので定期的にメガネ屋に行って調製してもらう必要もあります。

フレームの形状について

大きさ

よく言われる法則として「フレームの縦幅は顔の長さの1/3」というのがあります。 これは無視してよいです。特に若い人がこの通りのメガネをつけていると垢抜けなく、特に同年代からの印象がよくありません。

一般に、丸顔は角張ったフレーム、角張った顔は丸みのあるフレームを掛けると調和がとれるというのがセオリーとしてあります。また、フレームの上辺をまゆ毛に沿うものにすると収まりがよくなります。 しかし、あえて不調和を楽しむのも一つの手です。

円:
商品展開は少なく、また、ファッションとして取り入れることが難しい。「ポッター」のあだ名が欲しい方は是非。
楕円:
一番一般的。似合わないということが少なく、無難。
四角:
ややクセがあり、メガネの存在感を与えます。
バリ:
ひし形のもの。知的ではあるが、若い人が着ければ「おたくメガネ」。すぐに買い替えた方がいいでしょう。

フレームのサイズ

眼鏡のフレームには「53□17-140」という数字がプリントされています。これがフレームのサイズです。最初の数字53がレンズの横幅を、次の数字17が鼻の間の鼻幅を、最後の数字140がつる(耳に掛ける横の部分)の長さを表しています(単位はmm)。

メガネを選ぶ一つの基準となりますが、調製によってある程度カバーできるので、神経質になる必要はありません。

ケアについて

夜寝る前などに専用の布で汚れを取ってください。乾いた状態で拭くと痛みやすいそうです。汚れがついたままのメガネを着けていると、眼に負担が掛かり、視力が下がってしまいます。

専用の布がない場合はティッシュペーパーで使って軽くふき取りましょう。ティッシュとはいっても、街頭で配られているものは目が荒く、粗悪なので使わないようにしましょう。ハンカチや服の袖なども避けた方がいいです。

水洗いする際に、お湯を使ったり、非中性洗剤を使うと、レンズのコーティング加工が劣化し、寿命が早まるので止めてください。

参考リンク

(すべて2005年5月7日アクセス)