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はじめに


このマニュアルは、男性ファッションにおける最低限のお約束をまとめたものです。
いままで全く服装に気をつかわなかった人を対象としており、とりあえず清潔に見える外見を手に入れられる事を目標としています。

しかし、ファッション「マニュアル」と聞くと、抵抗を覚える方もいるかもしれません。

マニュアルどおりのファッションなんか意味があるのだろうか?

そもそもファッションのマニュアルなんか胡散臭くないか?

確かにそれは事実ですし、男性だけでなく女性にとってもマニュアルどおりのファッションの受けは良くないでしょう。しかし、例えば女性ファッション誌を見てみると、それはマニュアルの塊なのです。

つまり、確かにマニュアルどおりではダメ。でも必要なお約束事はある。そういうことだと解釈してかまわないでしょう。

本来なら試行錯誤しながら周りの人の見よう見真似をして、そしてお洒落な人にアドバイスをもらったりして学んでいくものでしょう。しかし、そのような余裕や環境がないこともあります。このマニュアルの初版が作成された当時はファッションの基礎知識の情報が今よりさらに少なかったこともあり、そのような時になるべく遠回りしないように、何かの道しるべになるものをと思って作成されました。

ですから、このマニュアルは、街のファッションリーダーやオシャレさんになるためのものではありません。そのようなファッション教えることのできるものではないのです。少しづつ自分で掴んでいくものですし、そうやってファッションを極めていくことがファッションの楽しさの一つなのです。まずは普通の清潔な格好からはじめていきましょう。


ところで、お洒落を始めるというのは勇気がいることだと思います。お洒落をしようとすると周りの視線が気になるかもしれません。あいつが何やらお洒落を始めたらしいぞという冷やかしの視線が…

そもそも、服を買うという行為自体が勇気の必要な行動かもしれません。よく「昔は無印に入るのでさえびびった」という話も聞きます。特にお洒落な服屋ではかなりの威圧感を感じるでしょうし、不幸なことに質の悪い店員にあたり、不快な接客を受けることも度々あるでしょう。そうでなくても、緊張することなどは良くあります。

しかし、そこで戻ってしまってはいつになっても先に進むことはできません。周りの視線は気のせいでしょうし、残念ながら実際に言われていたとしても、それは上達途中のごくわずかの期間に限られます。中には執拗に言い続ける人もいますが、そういう人はただ嫉妬をしているだけ、つまり羨望の裏返しなので、あなたが成長した証拠とも言えるわけです。

服屋の方は話はもっと簡単です。いいお店過ぎて自分には敷居が高いと思っても、何度か行くうちに楽しくなってくるはずです。なぜならいい店には素晴らしい服が並んでいますし、話していて楽しい優秀な店員さんが多い傾向にあるからです。そもそも服は多くの人を魅了する楽しいものです。もちろん、いきなりは楽しめないかもしれません。でも上達途中だからといって決してつらかったりするわけではなく、むしろ緊張しながら買ってきた服を眺めたり、鏡の前で着たりしているうちに、服の魔力の虜になっているかもしれません。

というわけで、次のページへどうぞ。楽しくやっていきましょうヽ(´ー`)ノ

Last updated:Apr. 12, 2005