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服の数について

安いのを買うなら、少なくても高いのを買ったほうがいい、とは良く聞くでしょう。
しかしながら、実際問題、毎日私服だと数が必要なことを実感していると思います。
ところが、服の数をどれだけ揃えればいいのかの目安はなかなかありません。

そこで、参考までに最低限の服の数を意見を集めました。
対象としては、基本的に私服の大学生などで週5日分を想定しています。

どれくらい必要?

アウター:1〜2着
アウターは目立ちますが、頻繁に着ることを許容されてもいますので 2着あれば大丈夫だろうと判断されました。
しかし、冬場のコートはかなり高価です。 また、周りは人の服装などよほどのことがない限り気にしないので、 経済的に厳しければ1着でも大丈夫でしょう。 ただし、この場合は小物など他の部分でイメージを変えたほうがいいでしょう。
パンツ:2本
こちらは替えがないと洗濯ができませんので、2着はあった方が良いでしょう。
また、雨に降られたときにも替えがあったほうが安心です。
靴:1〜2足
こちらは1足でもかまわないでしょうが、やはり雨などや洗濯のことを考えると、 また、毎日履くとすぐにだめになってしまうことを考えると2足あった方が安心です。
見た目という点ではよほど派手な靴でない限り、他人が気づくことはないでしょうが…
シャツとTシャツをあわせて:5枚以上
洗濯をする頻度が高いので数がないとすぐに痛んでしまいます。
特にTシャツは耐久性があまり高くないので、襟が伸びてだめになってしまいます。

各シーズンの費用

以上のデータを参考に、各シーズンごとに必要な資金をざっと計算してみましょう。


春・秋
アウター(2)・シャツ+Tシャツ(5)・パンツ(2)・靴(2)
平均単価
無印・ユニクロレベル
アウター7千円、シャツ+Tシャツ2千円、パンツ3千円、靴(オールスター)5千円
初心者向けお勧めブランド上級レベル
アウター1.5万円、シャツ+Tシャツ5千円、パンツ8千円、靴(オールスターと他一つ)7.5千円
セレクトオリジナル・丸井標準レベル
アウター2万円、シャツ+Tシャツ1万円、パンツ1.5万円、靴1万円

以上を考慮すると、

シャツ+Tシャツ(5)・パンツ(2)・靴(2)
平均単価
無印・ユニクロレベル
シャツ+Tシャツ2千円、パンツ3千円、靴(オールスター)5千円
初心者向けお勧めブランド上級レベル
シャツ+Tシャツ5千円、パンツ8千円、靴(オールスターと他一つ)7.5千円
セレクトオリジナル・丸井標準レベル
シャツ+Tシャツ1万円、パンツ1.5万円、靴1万円

以上を考慮すると、


コート(1)、シャツ+Tシャツ(5)・パンツ(2)・靴(2)
平均単価
無印・ユニクロレベル
コート1万円、シャツ+Tシャツ2千円、パンツ3千円、靴(オールスター)5千円
初心者向けお勧めブランド上級レベル
コート2万円、シャツ+Tシャツ5千円、パンツ8千円、靴(オールスターと他一つ)7.5千円
セレクトオリジナル・丸井標準レベル
コート3.5万円、シャツ+Tシャツ1万円、パンツ1.5万円、靴1万円

以上を考慮すると、

いかがだったでしょうか?
 おそらく、ユニクロ・無印の例だけで驚いてしまったかもしれません。 さらに高いものになると倍ずつ増えてしまっています。
もしあなたの預金通帳の残高が異様に減っていたとしても、 それは銀行のシステムエラーではないのです。

とはいえ、安い商品やセールなどもありますので、実際にはもう少し抑えられるでしょう。
またTシャツを中心にすれば、シャツ+Tシャツの平均単価がかなり下がります。

通年で活躍するアイテム

ここに書いたことは各シーズンで一から買いなおすことを想定しました。
しかし実際は昨年などに買ったものや、シーズンを通して活躍するアイテムがあります。

例えば春から始めた人は、夏にはシャツとTシャツだけ、 秋は買わずに済み、冬はコートだけを買えば済みます。 一通り揃ってから高いものに手を出してみるといいかもしれません。


量より質って?

以上の例を見ると、ユニクロ・無印を中心に組み立てようと思っている人が、 量より質だと思ってセレクトショップや丸井にいって全身揃えようとしても、 大幅に予算をオーバーしてしまうことは明白です。 さらに、これは最低限なので、本当はシャツ、Tシャツを中心に数があった方が助かります。

結局のところ、最初のうちは質どころか、量を揃えることも結構難しいと思います。 数がないと服に負担がかかってしまいますので、 質を求めるのは一通り揃ってからのことだと思ってかまわないでしょう。

とりあえずは必要な数を揃えることになると思いますが、 後から振り返って、たくさん買ったけど着ないのも多かったと思うでしょう。 しかし、最初から失敗せずに服を買うことはまず不可能で、 ほとんどの人がかなりの額を失敗した服に授業料として払って学んできています。 失敗をして学んでいくという意味でもある程度数を買わないといけないのかもしれません。 最初のうちはたくさん失敗してたくさん学ぶくらいに思ってもいいでしょう。

Last updated:Mar. 17, 2005